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自動車排出ガス じどうしゃはいしゅつガスcar exhaust

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自動車排出ガス
じどうしゃはいしゅつガス
car exhaust

エンジン内の燃焼ガスの排出,燃料タンクからの蒸発など自動車から排出されるガス。大部分は炭酸ガスと水蒸気であるが,一酸化炭素炭化水素窒素酸化物,硫黄酸化物,アルデヒド類,鉛化合物,カーボンその他の粒状物質が含まれる。一酸化炭素,窒素酸化物,硫黄酸化物,アルデヒド類,鉛化合物は単独で有害。窒素酸化物と炭化水素は,強い日射により2次的にオキシダントなどの過酸化物質をつくりだし,光化学スモッグとなって被害を発生させる。自動車の排出ガスが大気汚染の主要な原因となったのは 1955年頃からで,最初は交通量の多い交差点付近などで一酸化炭素が問題となり,地方自治体がこの対策を実施した。 65年頃から,すでにロサンゼルスでは問題になっていた窒素酸化物や光化学スモッグについて警告が出されるようになった。 70年から東京都新宿区の柳町付近で一酸化炭素と鉛の汚染について住民運動が起り,次いで光化学スモッグの高濃度出現により被害者が続発して,この対策が急務となった。その結果,ガソリンは無鉛化され,その他の排出ガスも規制され,硫黄酸化物については環境基準値がほぼ達成された。しかし窒素酸化物については,トラックなど大型ディーゼル車の技術改良がむずかしく,また車両台数や走行距離が増加しているため,総量規制や低公害車の積極的な導入が進められている。

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