自然的分業(読み)しぜんてきぶんぎょう(その他表記)natural division of labour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自然的分業」の意味・わかりやすい解説

自然的分業
しぜんてきぶんぎょう
natural division of labour

原始共同体の一家族,または一集団の内部で性別および年齢別という純粋に生理学的な基礎によって,労働の種類に自然発生的に役割区分が生じること。たとえば狩猟採集民では,男性は狩猟に,女性は根茎類や小動物の採集に主としてあたる。また,焼畑農耕を行なう社会では,樹木の伐採,火入れなどの作業は男性が行ない,収穫は主として女性が行なうなどの分業がみられる。アフリカの年齢組体系に伴う役割分担,青年団,子供組などの習俗は,年齢に基づく分業と考えられる(→年齢階梯制)。

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