共同通信ニュース用語解説 「自衛隊イラク派遣」の解説
自衛隊イラク派遣
米国が「有志連合」を率いて2003年に起こしたイラク戦争後の人道復興支援を名目に実施。陸上自衛隊は04~06年、南部サマワに派遣され、医療指導や給水、道路の修復などに当たった。活動は「非戦闘地域」に限定されたが、宿営地や周辺への攻撃は十数回に上った。航空自衛隊も04~08年、クウェートを拠点に陸自や多国籍軍の兵員、物資などをイラクへ輸送した。市民らが国に派遣差し止めなどを求めた訴訟も提起され、名古屋高裁は08年4月の判決で、空自の活動を「他国の武力行使と一体化した行動であり、憲法9条などに違反する」と初の違憲判断を示した。
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