臭化ブチルスコポラミン(読み)しゅうかブチルスコポラミン(その他表記)scopolamine butylbromide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「臭化ブチルスコポラミン」の意味・わかりやすい解説

臭化ブチルスコポラミン
しゅうかブチルスコポラミン
scopolamine butylbromide

副交感神経作用して,コリン作動性神経を遮断し,胃のぜん動分泌を抑制する作用をもつ。胃腸子宮などの平滑筋緊張をとめる。天然アルカロイドのほか,多数の合成薬剤が開発されている。胃,十二指腸潰瘍治療に用いられる。

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デジタル大辞泉プラス 「臭化ブチルスコポラミン」の解説

臭化ブチルスコポラミン

薬に含まれる成分ひとつ内蔵痙攣を抑える作用や胃酸を抑える作用がある。「ブスコパン」ともいう。

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