デジタル大辞泉
「臭素水」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
臭素水
しゅうそすい
bromine water
臭素の水溶液。20℃で水100グラムに3.58グラムの臭素が溶ける。臭素(液)に対する水の溶解度は20℃で0.046%と低い。臭素水中では次の平衡により次亜臭素酸を生じている。
Br2+H2O
HBrO+HBr
塩素水に比べて加水分解の程度は小さい。光により酸素を発して分解する。低温では八水和物Br2・8H2Oを生じる。塩素水より弱い酸化剤でヨウ化物イオンからヨウ素を遊離する。
[守永健一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
臭素水
シュウソスイ
bromine water
臭素の水溶液.赤褐色.普通,飽和溶液(20 ℃,3.46%)をいう.6.2 ℃ 以下で水和物Br2・8H2Oをつくる.可視光・近紫外光により次のように分解する.
Br2 + H2O → HBrO + HBr

酸化剤,臭素化剤としてよく用いられる.臭素は揮発性で,不安定であるが,塩酸または臭化カリウムを加えることにより安定になり,臭素化滴定に用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
Sponserd by 