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飽和溶液 ほうわようえきsaturated solution

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

飽和溶液
ほうわようえき
saturated solution

ある一定温度で溶質溶媒に溶かし続けて,溶液がある一定濃度に達してそれ以上溶質が溶けなくなったとき,この溶液を飽和溶液という。この場合,未溶解の溶質と溶液とは平衡状態にある。このときの溶液の濃度をその温度における溶解度という。溶液は場合により過飽和状態,すなわち溶解度以上に溶質を溶かした準安定な状態となることがある。

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デジタル大辞泉の解説

ほうわ‐ようえき〔ハウワ‐〕【飽和溶液】

ある温度である量の溶媒に溶質を溶かしていき、それ以上溶けない状態に達した溶液。

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百科事典マイペディアの解説

飽和溶液【ほうわようえき】

一定温度のもとで溶解しうる最大の容質を溶かした溶液。その濃度がその溶質の溶解度となる。
→関連項目過飽和

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栄養・生化学辞典の解説

飽和溶液

 ある条件のもとで,溶媒が溶かすことのできる最大量の溶質を溶かした液.

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうわようえき【飽和溶液 saturated solution】

溶液と溶解していない溶質(たとえば結晶)が共存し,溶液中の溶質と未溶解の溶質の間に溶解平衡が成り立っているとき,溶液の濃度は,定温,定圧において一定の値を示し,それ以上の濃度にはならない。この溶液を飽和溶液といい,そのときの溶質の濃度を溶解度という。溶質が気体の場合には,飽和溶液の濃度は圧の影響をとくに受ける。たとえばビール瓶の栓を抜くと気泡が激しく発生することでもわかる。溶質が液体の場合には,溶解の限度がなく,たとえば水とエチルアルコールのように任意の割合で溶け合うことがある。

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大辞林 第三版の解説

ほうわようえき【飽和溶液】

ある温度において、溶媒に溶けるだけの溶質を溶かし、それ以上は溶けないという状態となった溶液。この濃度が、その物質の溶解度となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

飽和溶液
ほうわようえき
saturated solution

溶液が遊離の溶質(液底体など)と平衡に存在しているときには、溶液中の溶質濃度は一定となる。この状態を飽和というが、この一定濃度の溶液が飽和溶液である。飽和溶液の濃度は、溶媒に対する溶質の溶解度によって定まる。常温における飽和食塩水はほぼ26%の食塩を含む。溶解度は(100グラムの水に対し)36グラムであるから、簡単に計算で飽和濃度が得られる。ときとして、飽和濃度以上に溶質を含む溶液をつくれるが、これは過飽和溶液といい、熱力学的に安定な状態ではなく、準安定状態である。なんらかの刺激によって溶質の過剰分を析出して飽和溶液となりやすい。[山崎 昶]

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