致知格物(読み)ちちかくぶつ

精選版 日本国語大辞典 「致知格物」の意味・読み・例文・類語

ちち‐かくぶつ【致知格物】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「大学」の「致知在物」から ) 理想的な政治にいたるための第一と第二段階朱子によれば、知を完成するには、物の理をきわめつくさねばならないこと。王陽明によれば、対象に向かう心の動きを正しくし(格物)、それを窮極にまではたらかせる(致知)こと。
    1. [初出の実例]「曾子は魯なれども道をねがふ志厚して、致知格物の功夫を積めり」(出典:応永本論語抄(1420)里仁第四)
    2. [その他の文献]〔伝習録‐中〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む