ちち‐かくぶつ【致知格物】
- 〘 名詞 〙 ( 「大学」の「致レ知在レ格レ物」から ) 理想的な政治にいたるための第一と第二の段階。朱子によれば、知を完成するには、物の理をきわめつくさねばならないこと。王陽明によれば、対象に向かう心の動きを正しくし(格物)、それを窮極にまではたらかせる(致知)こと。
- [初出の実例]「曾子は魯なれども道をねがふ志厚して、致知格物の功夫を積めり」(出典:応永本論語抄(1420)里仁第四)
- [その他の文献]〔伝習録‐中〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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