功夫(読み)カンフー

精選版 日本国語大辞典 「功夫」の意味・読み・例文・類語

カン‐フー【功夫】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国語から ) 空手に類似した中国式の拳法
    1. [初出の実例]「アルもシンガポールから乗った。カンフーの達人だ」(出典:傭兵たちの挽歌(1978)〈大藪春彦〉二)

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普及版 字通 「功夫」の読み・字形・画数・意味

【功夫】こうふ・くふう

造詣思慮。〔法書要録、一、南斉王僧虔の論書〕宋のの書、自ら謂(おも)へらく、王子(献之)に減ぜずと。時の議云ふ、天然は羊欣に(まさ)れるも、功夫は欣にばずと。

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世界大百科事典(旧版)内の功夫の言及

【工夫】より

…中国の宋明学(朱子学・陽明学)で多用された用語。〈功夫〉と書くこともある。当時の俗語(話し言葉)で,〈時間と労力を使う〉〈手間ひまかける〉の意であるが,宋明学では,完全な人格に至るための実践,修行,勉強,努力などをすべてこの語で表現する。…

※「功夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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