興作(読み)こうさく

精選版 日本国語大辞典 「興作」の意味・読み・例文・類語

こう‐さく【興作】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 宮殿寺社などを造営すること。
    1. [初出の実例]「三ケ年間万事止興作、一切断奢侈」(出典:醐醍寺文書‐延元三年(1338)五月一五日・北畠顕家奏状)
  3. 事業会社などを新しくはじめること。事をおこすこと。
    1. [初出の実例]「国家其私財を出し産業を興作し」(出典:泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉一)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝注‐隠公元年〕

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普及版 字通 「興作」の読み・字形・画数・意味

【興作】こうさく

おこる。〔中論、下、暦数王の興作するは、未だ天時を奉贊して以て人事を經せざるらざるなり。故に孔子春秋を制し、人事を書して因るに天時を以てす。以て二物相ひ須(ま)ちてるをらかにするなり。

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