日本歴史地名大系 「興全寺跡」の解説
興全寺跡
こうぜんじあと
現答院氏四代行重、斑目景泰らにより、行重の義父重松(行蓮)の菩提を弔い、また行重子孫の繁盛を願って創建された(同年二月一八日「松尾寺建立記文案」
答院記)。開山は紫尾山
答院記)、康安二年(一三六二)には僧弘春に与えられた(同年一二月二九日「松尾寺住持職補任状」同書)。至徳二年(一三八五)には玄祐から快玄へ(同年一二月二七日「松尾寺院主玄祐譲状」同書)、応永一八年(一四一一)には快玄から快智へ譲られた(同年一一月一五日「興全寺住持快玄譲状」同書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報