舞田原遺跡
まいたばるいせき
[現在地名]犬飼町田原
田原地区の東部、大野川の蛇行部に三方を囲まれた標高八五メートル前後の台地上にある。同川中流域最大の弥生時代集落跡の一つである高松遺跡は、本流を挟んで南約一キロに位置し、同規模の集落跡である千歳村鹿道原遺跡は同川支流茜川の上流三キロにある。昭和五七年(一九八二)に遺跡の東側約二ヘクタールの発掘調査が行われ、弥生時代中期の竪穴住居跡四軒、同時代後期後葉の住居跡二軒、同時代終末期の住居跡三軒、古墳時代前期の住居跡二七軒を検出した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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