舟見城跡(読み)ふなみじようあと

日本歴史地名大系 「舟見城跡」の解説

舟見城跡
ふなみじようあと

[現在地名]入善町舟見

旧北陸街道沿いの町並を見下ろす比高一一七メートルの山上に築かれている。山上には約一万坪の平坦面があり、狐平きつねだいらとよばれている。眺望がよく、山上が平坦なため、昭和五〇年(一九七五)に町で公園化し、舟見山自然公園として整備されたが、その際ブルドーザーで削平を受けた。江戸時代の史料には「住主知れず」と記すが、地元では弘治年間(一五五五―五八)飛騨守五郎左近尉が居住し、上杉氏と戦い落城したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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