舵輪(読み)ダリン

精選版 日本国語大辞典 「舵輪」の意味・読み・例文・類語

だ‐りん【舵輪】

  1. 〘 名詞 〙(かじ)をあやつる輪形の把手(とって)。〔五国対照兵語字書(1881)〕
    1. [初出の実例]「水兵服に舵輪(ダリン)を握って勾欄(てすり)のきはに立って居る」(出典機関車に巣喰ふ(1930)〈龍胆寺雄〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の舵輪の言及

【甲板機械】より

…なお,舵取機の容量は片玄いっぱい(35度)から反対玄いっぱい(35度)を30秒以内に転舵できるように定められている。操縦装置は船橋に設けられた操舵輪(単に舵輪とも)の操作によって,舵取機の回転方向と回転速度を制御する装置である。操舵輪による指令は以前は管内の圧力伝達によって舵取機に伝えられる方式が多かったが,最近の船はほとんど電気信号によっており,また,自動操舵装置を併せて備えている。…

※「舵輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む