舵輪(読み)ダリン

デジタル大辞泉 「舵輪」の意味・読み・例文・類語

だ‐りん【×舵輪】

かじを操作する輪形把手とって

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舵輪」の意味・読み・例文・類語

だ‐りん【舵輪】

  1. 〘 名詞 〙(かじ)をあやつる輪形の把手(とって)。〔五国対照兵語字書(1881)〕
    1. [初出の実例]「水兵服に舵輪(ダリン)を握って勾欄(てすり)のきはに立って居る」(出典機関車に巣喰ふ(1930)〈龍胆寺雄〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「舵輪」の読み・字形・画数・意味

【舵輪】だりん

輪船

字通「舵」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の舵輪の言及

【甲板機械】より

…なお,舵取機の容量は片玄いっぱい(35度)から反対玄いっぱい(35度)を30秒以内に転舵できるように定められている。操縦装置は船橋に設けられた操舵輪(単に舵輪とも)の操作によって,舵取機の回転方向と回転速度を制御する装置である。操舵輪による指令は以前は管内の圧力伝達によって舵取機に伝えられる方式が多かったが,最近の船はほとんど電気信号によっており,また,自動操舵装置を併せて備えている。…

※「舵輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android