船中日記(読み)せんちゅうにっき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「船中日記」の意味・わかりやすい解説

船中日記
せんちゅうにっき

江戸時代,廻船の船頭が航海中の模様やひより待ち,潮がかりなどの必要事項を記録した日記。特に幕府の米の輸送にあたった御城米船の船頭には,記述が義務づけられ,江戸,大坂などの回航地へ到着後,他の書類とともに提出することになっていた。これは回航の途中悪天候でひより待ちした際に,それがやむをえない処置であったことを証明する資料として重視され,そのため寄港地では役人庄屋の公式の証明を日記中に書込んでもらうことになっていた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む