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船所 ふなしょ

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世界大百科事典 第2版の解説

ふなしょ【船所】

平安後期から鎌倉時代にかけての国衙在庁機構〈ところ)〉の一つ。〈ふなどころ〉ともいう。船舶の調査・登録・徴用,水主(かこ)の差発を行い,官物や封物の運上,宇佐使・伊勢使などの勅使や官使の逓送,院の御幸などにあたった。戦時には軍船の徴用も行う。具体例は乏しく,1185年(文治1)周防在庁〈船所五郎正利〉が当国船奉行として源義経壇ノ浦攻略に数十艘の船を提供したこと,1203年(建仁3)紀伊〈船所書生幷梶取〉が後鳥羽院の熊野御幸渡船料と号して諸国運上物を載せた河船を切り損じたことがみえ,また安芸・隠岐に船所の存在が確認される。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の船所の言及

【船所】より

…戦時には軍船の徴用も行う。具体例は乏しく,1185年(文治1)周防在庁〈船所五郎正利〉が当国船奉行として源義経の壇ノ浦攻略に数十艘の船を提供したこと,1203年(建仁3)紀伊〈船所書生幷梶取〉が後鳥羽院の熊野御幸渡船料と号して諸国運上物を載せた河船を切り損じたことがみえ,また安芸・隠岐に船所の存在が確認される。なお周防国衙跡に船所の字名が残る。…

※「船所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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