芋頭(読み)イモガシラ

デジタル大辞泉 「芋頭」の意味・読み・例文・類語

いも‐がしら【芋頭】

サトイモ塊茎親芋。芋のかみ。人のかしらに立つ意を通わせ、また子が多いところから縁起物に用いる。 新年》
形が1に似ている、茶道具茶入れ水指

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精選版 日本国語大辞典 「芋頭」の意味・読み・例文・類語

いも‐がしら【芋頭・魁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. サトイモの球茎。おやいも。いえのいも。いものかしら。いものかみ。いものはは。
    1. [初出の実例]「不動と云ふ物と芋頭と云ふ物とを持来て食すれば」(出典:今昔物語集(1120頃か)三一)
  3. ( 形が芋のあたまに似ていることから ) 茶の湯用具の水指(みずさし)や茶入れの形の一つ。南蛮陶製や、唐物染付の水指、瀬戸の茶入れなどに、この形状のがある。〔宗達茶湯日記(他会記)‐天文一八年(1549)四月六日〕

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普及版 字通 「芋頭」の読み・字形・画数・意味

【芋頭】うとう

おや芋。

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