芝新田(読み)しばつじしんでん

日本歴史地名大系 「芝新田」の解説

新田
しばつじしんでん

[現在地名]宝塚市芝辻新田

長谷ながたに村から銀山ぎんざん(現猪名川町)へ向かう道筋の途中にある。四方長谷村に囲まれている。川辺かわべ郡に属し、正保郷帳は長谷村のうちに「芝辻村」とし、正保国絵図(大分県竹田市立図書館蔵)は「ハセの内芝辻」とする。延宝七年(一六七九)検地に先立って長谷村が提出した村明細書(若林泰氏収集文書)には芝辻新田を枝郷と注記しないうえに、長谷村草山について「長谷村并芝辻新田村田地こやし草取場」と表記する。同年の検地帳(長谷自治会文書)にも芝辻新田の記載は一切なく独立村をうかがわせる。元禄国絵図(内閣文庫蔵)では「長谷村枝郷芝辻新田」とするが、元禄郷帳では独立村として扱っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む