芥子之助(読み)けしのすけ

精選版 日本国語大辞典 「芥子之助」の意味・読み・例文・類語

けしのすけ【芥子之助】

  1. 〘 名詞 〙 ( 江戸時代中期の曲芸手品師の名から ) 浅草観音奥山などで、豆と徳利とを手玉にとったり、鎌を投げて空中で豆を切ったり、その他手品や早がわりの芸などを見せた芸人
    1. 芥子之助〈早業七人前〉
      芥子之助〈早業七人前〉
    2. [初出の実例]「就中(なかんづく)聖観音餓鬼道にての化主(ケシ)の助と呼れ、衆生済度方便には、豆と徳利の妙をやらかし」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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