花の香(読み)はなのか

精選版 日本国語大辞典 「花の香」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 の 香(か)

  1. 花の芳香。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「花のかを風のたよりにたぐへてぞ 鶯さそふしるべにはやる〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・一三)
  2. 人の風情あるさまのたとえ。
    1. [初出の実例]「流石(さすが)風義は花の香(カ)今に残りて人皆目に掛けける」(出典浮世草子・本朝桜陰比事(1689)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む