花葛(読み)はなかずら

精選版 日本国語大辞典 「花葛」の意味・読み・例文・類語

はな‐かずら‥かづら【花葛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キンポウゲ科多年草。九州の山地に生える。トリカブトの仲間だが、茎は細長くつる状で直立せず、葉とともに細毛を密生する。葉は掌状に三~五全裂、裂片はさらに羽状に浅ないし中裂する。夏から秋にかけ、葉腋淡紫色ないし濃青色の不整斉花が咲く。〔日本植物名彙(1884)〕
  3. 植物「かにくさ(蟹草)」の異名。〔大和本草(1709)〕
  4. 植物「とうかえで(唐楓)」の異名。〔物品識名拾遺(1825)〕

はな‐くず【花葛】

  1. 〘 名詞 〙 葛の花。
    1. [初出の実例]「花葛の雨に立ち濡れ岩魚釣」(出典:葛飾(1930)〈水原秋桜子〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「花葛」の解説

花葛 (ハナカズラ)

植物。カエデ科の落葉高木。トウカエデ別称

花葛 (ハナカズラ)

植物。カニクサ科の多年草。カニクサの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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