芳草(読み)ほうそう

精選版 日本国語大辞典 「芳草」の意味・読み・例文・類語

ほう‐そう ハウサウ【芳草】

〘名〙 よいかおりのある草。また、春の草。《季・春》
文華秀麗集(818)上・左兵衛佐藤是雄見授爵、之備州謁親〈嵯峨天皇〉「雖客路多芳草、莫王孫不帰情
俳諧・常盤屋の句合(1680)一番「芳草、八百屋の軒に梅をあらそひ」 〔楚辞離騒

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デジタル大辞泉 「芳草」の意味・読み・例文・類語

ほう‐そう〔ハウサウ〕【芳草】

よいかおりのする草。また、春の草。

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普及版 字通 「芳草」の読み・字形・画数・意味

【芳草】ほうそう(はうさう)

芳香ある草花。君子にたとえる。〔楚辞、離騒〕何(いづ)れのにか、獨り無からん 爾(なんぢ)何ぞ故宇をのみ懷(おも)はん

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