芸術創作(読み)げいじゅつそうさく(その他表記)Kunstschaffen; creation of art

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芸術創作」の意味・わかりやすい解説

芸術創作
げいじゅつそうさく
Kunstschaffen; creation of art

芸術創作はギリシア語の poiēsis (創作,制作) に該当し,praxis (実践,行為) とは区別される。芸術創作の根拠をどこに求めるかによっていくつかの説に分れる。 (1) 模倣説 芸術創作の根拠を模倣に求める立場で,プラトン,アリストテレス以来の伝統的な芸術思想である。 (2) 表現説 客観の模倣に対し,近世,個人の内面の重視による主観の外化,内面の表出を根拠とする立場で,Y.ヒルン,W.ディルタイ,B.クローチェ,R.コリングウッドなどがこれに属する。 (3) 遊戯説 芸術の根源遊戯衝動にみる立場で,J.シラー,E.スペンサー,K.グロースらがこれに属し,また現代では J.ホイジンガ,R.カイヨア,O.フィンクなどもこの傾向をくむ。また芸術創作過程は時間的経過をもつと考えられるところから心理学的あるいは現象学的に分析されうるが,近来では芸術創作の無意識的側面に照明が当てられ,精神分析や深層心理学の観点から解明が試みられている。

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