精選版 日本国語大辞典 「苔・蘚・蘿」の意味・読み・例文・類語
こ‐け【苔・蘚・蘿】
〘名〙
※太平記(14C後)四「縦愁刑の下に死て、龍門原上の苔(コケ)に埋る共」
② (比喩的に) 体表に付いた垢(あか)、また①のような状態のものをいう。
※御伽草子・物くさ太郎(室町末)「あし手のあかがり、のみ、しらみ、ひぢの苔(コケ)にいたるまで」
③ 植物「さるおがせ(猿麻桛)」の異名。
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