若山神社
わかやまじんじや
広瀬の西部、俗に西天王山とよばれる山中に鎮座。祭神は素盞嗚命。旧村社。古くは広瀬神社・西八王子社・牛頭天王社などとよんだ。社伝では、大宝元年(七〇一)行基が勅を奉じて勧請した二二大社の一といい、延久六年(一〇七四)および永保元年(一〇八一)官幣を受けたという。元和五年(一六一九)京都所司代板倉勝重から社領一〇石一斗余の安堵を受け(粟辻家文書)、寛永元年(一六二四)には、同板倉重宗より山林・竹木伐採の禁止と下草は別当の支配とする旨の制札をもらっている(同文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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