若栃(読み)わかとち

日本歴史地名大系 「若栃」の解説

若栃
わかとち

[現在地名]小千谷市真人町 若栃

真人まつと下山地しもやまちの中心集落。南側に小流真人沢まつとざわ川がある。対岸に川と並行して山脈稜線が走り、急傾斜や断崖を形成する。川の北側緩斜面に山地集落の全部が散開する。この地方の東西に走る小河川の南側と北側はほとんどケスタ地形をなす。里地さとちとは交通不便で、真人沢川に沿って迂回し、善光寺道を逆方向に上って中心集落に達する。一村形成にはかなり無理な地形である。正保国絵図には若栃村高四四石余と記される。若栃から桂平かつらだいらへの中途の断崖に、真人貉の生息地と伝える洞窟がある。内部は縦横迷路が続き、さらに一五平方メートル級の広場が何ヵ所かあり、奥は知れない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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