日本歴史地名大系 「若狭野古墳」の解説 若狭野古墳わかさのこふん 兵庫県:相生市若狭野村若狭野古墳[現在地名]相生市若狭野町若狭野 寺山若狭野平野の北方山地の麓、標高約四二メートルに立地する。南を西流する矢野(やの)川が約三キロ先で千種(ちくさ)川に合流する交通の要衝。昭和五五年(一九八〇)の測量調査によると、墳丘は三段築成の形状をなす。山麓の緩い斜面を削って下段をつくり、中段・上段は盛土でやや南辺の開いた不整方形である。地形にしたがって基底面は南と西に傾く。下段の東辺では幅約二メートル、深さ約〇・四メートルの濠が認められた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by