若霖(読み)じゃくりん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「若霖」の解説

若霖 じゃくりん

1675-1735 江戸時代前期-中期の僧。
延宝3年生まれ。浄土真宗。本願寺学林の2代能化(のうけ)知空(ちくう)にまなぶ。「維摩経(ゆいまきょう)」の解釈で師と対立して破門されたが,のちゆるされ,知空の没後3代能化となる。学林制約をさだめた。享保(きょうほう)20年9月17日死去。61歳。武蔵(むさし)金沢(神奈川県)出身。法名は汝岱(じょたい)。著作に「正信偈文軌」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android