英林寺(読み)えいりんじ

日本歴史地名大系 「英林寺」の解説

英林寺
えいりんじ

[現在地名]村松町村松 寺町

てら町にある。曹洞宗、凌雲山と号する。本尊釈迦牟尼仏、脇立文殊菩薩・普賢菩薩。寛延三年(一七五〇)の村松領各宗由緒帳(村松町役場蔵)によれば、初め寛永四年(一六二七)岩船郡村上町に創立。開基は村上城主堀直寄で、開山は乾峯雲貞。正保元年(一六四四)に堀氏の村松入封とともに当地に移転。宝暦九年(一七五九)類焼し、翌一〇年再建。堀氏歴代の菩提寺として寺料年々二五石五斗宛付与のところ、元文四年(一七三九)に高頭一〇〇石寄進の黒印を交付されてきた。寺格は寛文期(一六六一―七三)より僧録司会下を務め、蛭野ひるの村の慈光じこう寺とともに領内寺院を支配。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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