茂別遺跡(読み)もべついせき

日本歴史地名大系 「茂別遺跡」の解説

茂別遺跡
もべついせき

[現在地名]上磯郡上磯町字矢不来

茂辺地もへじ川河口部の左岸、標高四〇―五五メートルの海岸段丘上に立地する遺跡。茂別館跡の後背地から海岸線にかけて一〇ヘクタール以上の広がりをもつと推定される。平成三年(一九九一)から同九年にかけて海岸部約三七〇〇平方メートルが発掘され、縄文時代各時期、続縄文時代および近世遺構遺物が発見された。続縄文時代の遺構は恵山期の竪穴住居跡六軒・土壙三八基・土坑一八基、炉跡・焼土などが調査され、遺構の内外から多量の遺物が出土した。西桔梗B2式から瀬棚南川III群にかけての比較的限られた時期のものであり、恵山文化を理解するうえで重要な資料である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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