荒川台遺跡(読み)あらかわだいいせき

日本歴史地名大系 「荒川台遺跡」の解説

荒川台遺跡
あらかわだいいせき

[現在地名]関川村楢木新田 楢ノ木平

関川せきかわ盆地より上流の荒川左岸の段丘、標高八六メートルの上野面に立地する後期旧石器時代の遺跡。現河床との比高は約四五メートルあるが、当時の比高はその半分以下と想定される。発掘調査は昭和六一年(一九八六)から長期にわたって継続的に行われ、帝京大学考古学研究室が後期旧石器時代の細石刃石器群の学術的調査として実施。出土した石器群はナイフ形石器・彫器・尖頭器・掻器・石刃・石刃核、細石刃・細石刃核、礫器・台石・敲石などである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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