荒木田末寿(読み)あらきだ すえほぎ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「荒木田末寿」の解説

荒木田末寿 あらきだ-すえほぎ

1764-1828 江戸時代中期-後期の国学者,神職。
明和元年生まれ。益谷家の養子。伊勢内宮権禰宜(ごんのねぎ)。寛政4年本居宣長(もとおり-のりなが)に入門したが,「伊勢二宮割竹弁難」をかいて師の説に反論。のち平田篤胤(あつたね)門下となる。神宮故事,故実に精通し,「内宮外宮弁略解」などおおくの著作をのこした。文政11年8月16日死去。65歳。本姓菊屋通称玄蕃,大学。号は桜屋翁。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の荒木田末寿の言及

【荒木田氏】より

…伊勢皇大神宮に禰宜(ねぎ)として奉仕した神主家。中臣氏と同系で大鹿島命の孫天見通命(あまのみとおしのみこと)を祖とする。一族は度会郡大貫に本拠をもち,景行朝に大貫連,成務朝に荒木田神主の姓を賜ったと伝えられる。7世紀後半ごろの首麻呂のころから荒木田を脱し単に神主と称していたが,879年(元慶3)に子孫の訴えにより荒木田神主の本姓に復した。首麻呂の孫の代に,佐禰麻呂の系統を一門,田長の系統を二門とする2派にわかれ,本拠をそれぞれ度会郡小社曾根,田辺(おのおの現在の玉城町)に移した。…

※「荒木田末寿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む