菅野熊井戸村(読み)すげのくまいどむら

日本歴史地名大系 「菅野熊井戸村」の解説

菅野熊井戸村
すげのくまいどむら

[現在地名]都留市大野おおの

小野おの村の南から東、北流する菅野川の上流に位置する山間の村。熊井戸・大津おおつ細野ほその・菅野の四集落からなり、当村南方に御正体みしようたい(一六八一・六メートル)がそびえる。「甲斐国志」によれば古くは大津・細野・菅野で一村を形成し、熊井戸は小野村に属していたという。熊井戸がいつ小野村から分れたかは未詳だが、寛文九年(一六六九)には他の三集落とともに検地を受けている。近世初期には菅野大津村と称された時期があり、同年の検地以後は菅野村と称されることが多く、元禄郷帳では菅野村と枝郷の熊井戸・細野・大津三ヵ村がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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