菊池リウ(読み)キクチ リュウ

20世紀日本人名事典 「菊池リウ」の解説

菊池 リウ
キクチ リュウ

明治・大正期の女性 詩人横瀬夜雨愛人



生年
明治25(1892)年

没年
大正11(1922)年1月22日

出生地
山形県酒田

学歴〔年〕
酒田高等女学校〔明治41年〕卒

経歴
山形県酒田に生まれ、父の勤務先・東本願寺のある京都で育つ。早くから文芸を好み、明治41年頃から盛んに「女子文壇」に詩歌を投稿。同誌の選者であった詩人・横瀬夜雨文通を重ねるうちに夜雨への恋情が募るが、42年に父の勧めによって軍人結婚することとなり、両者の関係は絶たれた。彼女の結婚を知った夜雨は、苦悶し悲嘆に暮れたという。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菊池リウ」の解説

菊池リウ きくち-リュウ

1892-1922 明治-大正時代の女性。
明治25年生まれ。父が東本願寺につとめていたため京都でそだつ。明治41年雑誌「女子文壇」に投稿,選者の横瀬夜雨(やう)と文通をはじめる。夜雨に愛情をいだくが,親のすすめで軍人と結婚,夜雨との交渉をたった。大正11年1月22日死去。31歳。山形県出身。酒田高女卒。名は柳子とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む