精選版 日本国語大辞典 「菩提講」の意味・読み・例文・類語 ぼだい‐こう【菩提講】 〘 名詞 〙 極楽往生を求めるために、法華経を講説する法会。[初出の実例]「六波羅蜜寺、雲林院のぼだいかうなど」(出典:栄花物語(1028‐92頃)うたがひ)菩提講の語誌( 1 )創始の事情は確証を得ないが、源信の創始によるとする説が有力視されている。( 2 )「大鏡」が、雲林院の菩提講(この場合は一説に万寿二年(一〇二五)と想定する)に聴聞に参詣した大宅世継・夏山繁樹・若侍の三人の座談・問答によって語り進められることでも有名である。また二尊院でもこのような講が行なわれていたという。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例