華厳時(読み)ケゴンジ

デジタル大辞泉 「華厳時」の意味・読み・例文・類語

けごん‐じ【華厳時】

天台宗で説く五時ごじ第一釈迦成道じょうどう後、ただちに華厳経を説いたとする最初の21日間。

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精選版 日本国語大辞典 「華厳時」の意味・読み・例文・類語

けごん‐じ【華厳時】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。天台宗で定める五時の第一。釈迦が成道(じょうどう)してから三七日間に説かれた最初の説法が華厳経であったとするもの。
    1. [初出の実例]「五時とは華厳時(ケゴンジ)、鹿苑時、方等時、般若時法華涅槃時なり」(出典仮名草子・あだ物語(1640)下)

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