法華涅槃時(読み)ホッケネハンジ

デジタル大辞泉 「法華涅槃時」の意味・読み・例文・類語

ほっけ‐ねはんじ【法華××槃時】

天台宗で説く五時ごじの第五。釈迦説法生涯にわたって五つに分けたうち最後の時。般若はんにゃ開説から入寂に至る8年間をさし、法華経と、入滅に際し涅槃ねはん経を説いた時期

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「法華涅槃時」の意味・読み・例文・類語

ほっけ‐ねはんじ【法華涅槃時】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。天台宗の教判で説く五時の第五。釈迦の生涯で最後の八年間をさし、法華経と涅槃経が説法された時期。
    1. [初出の実例]「五時とは華厳時、鹿苑時、方等時、般若時、法華涅槃時なり」(出典:仮名草子・あだ物語(1640)下)
    2. [その他の文献]〔大蔵法数‐二六〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android