萩の戸(読み)ハギノト

精選版 日本国語大辞典 「萩の戸」の意味・読み・例文・類語

はぎ【萩】 の 戸(と)

  1. ( 前庭に萩が植えてあったところからとも、障子に萩が描いてあったところからともいう ) 平安時代、清涼殿北庇の東に面した妻戸の称。のち、戸わきの弘徽殿(こきでん)の上の局あたりまでを称するようになった。萩殿(はぎどの)
    1. [初出の実例]「萩の戸におもかはりせぬ花見てもむかしを忍ぶ袖ぞ露けき」(出典:讚岐典侍(1108頃)下)
  2. 近世に、清涼殿を復古した際にを誤って清涼殿の一室とし、夜の御殿の北、弘徽殿(こきでん)の上の局と藤壺の上の局との間に設けた部屋。萩殿。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「萩殿 萩の戸」(出典:俳諧・増山の井(1663)七月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む