洪輝殿,弘輝殿,弘暉殿とも記す。平安宮内裏の後宮の殿舎。中宮,女御らの居住した所。常寧殿の南西方に位置し,東の麗景殿に相対する。875年(貞観17)にその存在が確認できる。南北棟建物で,東面を正面とする。身舎は桁行7間,梁行2間で,四面に廂(ひさし),さらに東面に孫廂がつく。身舎は中央に馬道が通り,南北各3間の二つの部分に分けられ,北の西半は塗籠に造って収蔵施設に用い,納殿という。西廂は南北に細く通じているので,細殿と称する。東廂は障子によって,北3間,南4間の二つの部分に分けられる。北廂と東孫廂の外は欄干と簀子(すのこ)をめぐらし,その北西隅から東へ渡廊がのびて常寧殿の西につらなり,北辺は切馬道でもって登花殿の南につながる。東の庭には萩と柿を植え,闘鶏が催されたことがある。
執筆者:今泉 隆雄
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