萱野遺跡(読み)かやのいせき

日本歴史地名大系 「萱野遺跡」の解説

萱野遺跡
かやのいせき

[現在地名]箕輪町大字三日町 萱野高原

三日町みつかまち地籍東方に連なる山地上に萱野高原があり、この標高一二〇〇メートルの頂上近くの谷の入口の小さい窪地にある縄文早期の遺跡。

昭和四〇年(一九六五)の調査で、炉跡とその周囲に深さ五〇センチ、長径二メートル前後の長楕円形竪穴が数個検出された。遺物押型文土器を主とした縄文早期で、こうした遺構のあり方は、まだ定住生活に至らないこの期のキャンプサイド的なもの、仮寝の窖ではないかとも推察できる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 高地 山間

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む