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葛野九郎兵衛 かどの くろべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

葛野九郎兵衛 かどの-くろべえ

?-1657 江戸時代前期の能役者。
葛野流大鼓(おおつづみ)の祖。13歳のとき豊臣秀吉に見出され,能の大鼓を大蔵源右衛門にまなび,師の没後は西川等因に師事した。のち福島正則の推挙徳川家康に,さらに紀伊(きい)和歌山藩にもつかえた。明暦3年1月15日死去。名は定之。

出典|講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

葛野九郎兵衛

没年:明暦3(1657)
生年:天正16(1588)
江戸時代の大鼓役者。本名は定利。幼名小十郎,若名勝九郎。大鼓方葛野流の祖。祖母がややこ踊りの舞手であったため,初めは「ヤヽコ」と呼ばれていたらしい(『四座役者目録』)。16歳で豊臣秀頼付きの役者として召し出されるが,のちには徳川頼宣に仕え,元和1(1615)年ともに紀州に下り,以後同藩の能役者のなかでかなりの高待遇を受ける。幕府での演能に際しても四座の役者とは一線を画した扱いであった。素人出身ながら一代で紀州家と幕府に仕えるまでになり,葛野家の興隆の礎を築き上げた。

(石井倫子)

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