蒲入村(読み)かまにゆうむら

日本歴史地名大系 「蒲入村」の解説

蒲入村
かまにゆうむら

[現在地名]伊根町字蒲入

現伊根町の最も北に位置し、東は海に面する。ここからきようみさき(現竹野郡丹後町)に至る海岸を丹後半島一周道路が走る。屈曲断崖の多い美しい海岸風景が続く。集落は狭い海岸に密集している。一部は越前(四ヶ浦)から移ってきたといわれ、その人々によって鰈延縄・シイラ釣などが開かれたという。

慶長検地郷村帳に一一二・六二石「蒲入村」とみえるが、寛文九年(一六六九)永井尚征が入部して村を細分、蒲入村・長延ちようえん村の二村となった。延宝三年郷村帳では高五一・一〇一石、延宝九年(一六八一)の延高で七九石余となった(天和元年宮津領村高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android