蒸気浴(読み)ジョウキヨク

デジタル大辞泉 「蒸気浴」の意味・読み・例文・類語

じょうき‐よく【蒸気浴】

蒸気温浴すること。蒸し風呂など。
水蒸気などを用いて加熱すること。また、その装置引火性液体などを容器に入れたままで一定温度を保って加熱できる。乾燥蒸留などに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蒸気浴」の意味・読み・例文・類語

じょうき‐よく【蒸気浴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 蒸気でからだをむし、汗を流すこと。むしぶろの類。
    1. [初出の実例]「浴室は〈略〉蒸汽浴と普通浴との二浴槽あり」(出典:風俗画報‐一九五号(1899)駿河台紅梅町)
  3. 加熱の媒体として気体を用いる加熱浴の総称。主として水蒸気を用いる。ある一定温度を超えないで均一に加熱できる長所があり、加熱、蒸留、乾燥などに用いられる。〔稿本化学語彙(1900)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「蒸気浴」の解説

蒸気浴
ジョウキヨク
steam bath

二重壁をもつ構造で,内容器と外容器との間を蒸気で満たし,内容器内の試料を加熱する.液体の沸点の適当なものを選ぶことにより,定温が得られる.主として乾燥器として用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android