日本歴史地名大系 「蓑笠之助陣屋跡」の解説
蓑笠之助陣屋跡
みのかさのすけじんやあと
[現在地名]開成町吉田島
「善兵衛日記」(酒井文書)によれば、正高は享保一二年(一七二七)から同河川修復工事に従事した。同一四年普請役となり、当初は普請役所として建てたものと思われるが、同一三年の吉田島村絵図(諸星文書)には記載がない。この頃大岡忠相に仕え、同一七年に支配勘定格となり、元文四年(一七三九)代官となるまでの間、代官同様の職掌をなしたために普請役所を拡充し陣屋としたと推定される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報