精選版 日本国語大辞典 「蓮葉桐科」の意味・読み・例文・類語 はすのはぎり‐か‥クヮ【蓮葉桐科】 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。世界に二属五十余種あり、熱帯を中心に広く生育する高木・低木、またはつる植物で掌状の葉は互生し、托葉がない。葉の組織には油滴を含む細胞がある。花は両性かまたは単性で同株、放射相称、集散花序に咲く。花被は六~一〇で二列に配列し、外側のものは多少弁状になる。雄しべは三~五で雌花では仮雄しべとなる。外花被と対生してつく。時には、花糸の基部に一~二個の腺がある。子房は下位で一室、一個の胚珠がある。果実は乾果で翼があるか、平らな袋にはいっていて種子に胚乳がない。日本では小笠原と沖縄の海岸にハスノハギリが自生し、果実から灯油をとる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例