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蔵前相場 くらまえそうば

百科事典マイペディアの解説

蔵前相場【くらまえそうば】

御蔵(おくら)相場・庭相場ともよばれる。おもに浅草御蔵の払い米値段をいうもので,江戸幕府が蔵米(くらまい)を売却する際に立てられた相場。100俵(35石(こく))を基準に金価格で示され,御蔵庭での入札には江戸市中の米問屋(どいや)や仲買に広くよびかけるが,蔵前の札差(ふださし)仲間らに独占されて一般の相場より安値になる傾向があった。

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世界大百科事典 第2版の解説

くらまえそうば【蔵前相場】

江戸幕府の蔵米を売却するときに立てられた相場。主として江戸浅草の幕府米倉(浅草御蔵)の払米値段を指し,御蔵相場,庭相場とも呼ばれた。100俵(35石)を基準に金価格で示される。幕府蔵米のほか,旗本御家人蔵米取の支給米を貨幣化するにもこれが用いられた。入札は庭払いといって御蔵庭でなされ,値段を引き立てるため市中米問屋,仲買に広く参加を呼びかける,入札触れが前もって出された。しかし蔵前の札差株仲間や系列下の米屋仲間が入札を独占するため一般の米相場より著しく安値となる傾向があり,1743年(寛保3)幕府は厳しく札差を取り締まった。

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