コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

蔵前相場 くらまえそうば

2件 の用語解説(蔵前相場の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

蔵前相場【くらまえそうば】

御蔵(おくら)相場・庭相場ともよばれる。おもに浅草御蔵の払い米値段をいうもので,江戸幕府蔵米(くらまい)を売却する際に立てられた相場。100俵(35石(こく))を基準に金価格で示され,御蔵庭での入札には江戸市中の米問屋(どいや)や仲買に広くよびかけるが,蔵前の札差(ふださし)仲間らに独占されて一般の相場より安値になる傾向があった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

くらまえそうば【蔵前相場】

江戸幕府の蔵米を売却するときに立てられた相場。主として江戸浅草の幕府米倉(浅草御蔵)の払米値段を指し,御蔵相場,庭相場とも呼ばれた。100俵(35石)を基準に金価格で示される。幕府蔵米のほか,旗本御家人の蔵米取の支給米を貨幣化するにもこれが用いられた。入札は庭払いといって御蔵庭でなされ,値段を引き立てるため市中米問屋,仲買に広く参加を呼びかける,入札触れが前もって出された。しかし蔵前の札差株仲間や系列下の米屋仲間が入札を独占するため一般の米相場より著しく安値となる傾向があり,1743年(寛保3)幕府は厳しく札差を取り締まった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

蔵前相場の関連キーワード御蔵蔵米札差蔵米知行御殿番武具奉行役立てる蔵米取り売却益売却損

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone