薩【た】峠(読み)さったとうげ

百科事典マイペディア 「薩【た】峠」の意味・わかりやすい解説

薩【た】峠【さったとうげ】

静岡県静岡市と由比町(現・静岡市清水区)の境にある旧東海道の峠。標高約90m。薩【た】山が駿河湾に迫り,道の険しさと,富士三保松原展望で知られた。明暦年間(1655年―1658年)に朝鮮通信使が通行するに伴い,山道を開削したとされ,東海道の難所の一つとして知られた。安政の大地震で海岸が隆起して以後,海岸に新道が開かれた。東海道本線,国道1号線,東名高速道路が通過。
→関連項目清水[市]由比[町]

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