薩摩焼酎(読み)さつましょうちゅう

事典 日本の地域ブランド・名産品 「薩摩焼酎」の解説

薩摩焼酎[酒類]
さつましょうちゅう

九州・沖縄地方、鹿児島県の地域ブランド。
鹿児島県産のサツマイモを使用し、製造から容器詰めまでの全工程が鹿児島県内(奄美を除く)でおこなわれた焼酎。鹿児島における芋焼酎の歴史は、17世紀後半にサツマイモが鹿児島に伝わったことに始まる。サツマイモの栽培は、火山灰土壌気候が適していたため、鹿児島県全域に広まった。それとともに、芋焼酎の製造が薩摩藩によって奨励されたことで、急速に焼酎の生産が拡大した。現在では代表銘柄だけでも100種類をこえる本格焼酎産地となっている。2005(平成17)年に地理的表示の産地指定を受け、スコッチバーボンなどと並んで世界的なブランドとなった。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android