事典 日本の地域ブランド・名産品 「薩摩焼酎」の解説
薩摩焼酎[酒類]
さつましょうちゅう
鹿児島県産のサツマイモを使用し、製造から容器詰めまでの全工程が鹿児島県内(奄美を除く)でおこなわれた焼酎。鹿児島における芋焼酎の歴史は、17世紀後半にサツマイモが鹿児島に伝わったことに始まる。サツマイモの栽培は、火山灰の土壌や気候が適していたため、鹿児島県全域に広まった。それとともに、芋焼酎の製造が薩摩藩によって奨励されたことで、急速に焼酎の生産が拡大した。現在では代表銘柄だけでも100種類をこえる本格焼酎の産地となっている。2005(平成17)年に地理的表示の産地指定を受け、スコッチやバーボンなどと並んで世界的なブランドとなった。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報