薬園寺(読み)やくおんじ

日本歴史地名大系 「薬園寺」の解説

薬園寺
やくおんじ

[現在地名]八幡市八幡森垣内

もり東端横道の東にあって南面する。山号はない。浄土宗本尊薬師如来。江戸時代は、石清水いわしみず八幡宮領内浄土宗三六ヵ寺組のうちであった。別に森堂とも称した。宮寺見聞私記(石清水文書)の徳治二年(一三〇七)四月日の社家の下知状に「宮寺四郷内、堂舎其数雖被建立尤於当寺者、行基菩薩建立四十九院之随一、為郷内宗伽藍之間、為社務之御沙汰、補置長者職、奉祈天長地久宮寺安穏之御願事、当寺之外、厳重之御祈祷、令勤行何堂舎哉」とみえ、また同記延慶二年(一三〇九)二月日の言上状に、

<資料は省略されています>

ともみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報