藜科(読み)あかざか

精選版 日本国語大辞典 「藜科」の意味・読み・例文・類語

あかざ‐か‥クヮ【藜科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の一科。約一〇〇属一四〇〇種あり、世界中に広く分布する。主に草本であるが、少数低木があり、葉は対生、または互生し托葉(たくよう)がない。花序ははじめ総状で、のちに集散花序をなし、花は両性または単性で放射相称。花被片は一ないし五で同数の雄ずいがこれと対生する。子房は上位で一室種子は一ないし多数。この科の植物は特に乾燥地に集中して分布する。根の汁から砂糖を作るサトウジシャや、ホウレンソウフダンソウホウキギなどが栽培されている。また、アカザケアリタソウはよく見られる雑草である。〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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