藤原乙麻呂(読み)ふじわらの おとまろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原乙麻呂」の解説

藤原乙麻呂 ふじわらの-おとまろ

?-760 奈良時代公卿(くぎょう)。
南家藤原武智麻呂(むちまろ)の4男。天平(てんぴょう)9年(737)従五位下となる。越前守(えちぜんのかみ)などをへて,天平勝宝(しょうほう)2年大宰少弐(だざいのしょうに),ついで宇佐八幡託宣により従三位,大宰帥(そち)に昇進。兄藤原仲麻呂の政権下で武部卿(ぶぶきょう)(兵部卿)をつとめた。天平宝字(ほうじ)4年(7月16日か)死去。名は乙万呂,弟麻呂ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む